マジックが飛び交う織物工場

  • 2020.07.08 Wednesday
  • 15:07

kokechan.jpg

 

赤い屋根の織物工場

雨が降っています。

 

湿気の多いこの時期

呉服の反物を扱う上で、

なかなか気を遣う季節です。

 

ところが、「糸」を扱うには

良い季節といえます。

 

乾燥している環境ですと、

様々な悪影響がでてしまうのです。

糸返し、整経作業では静電気が起きて

糸がフワフワとあらぬところに

くっついたり、切れやすくなったり。

織りの工程でも、静電気が起きやすくなると

糸がくっついて傷ができてしまうことも。

 

そんな心配をする必要がないのですから

ありがたい季節です。

 

さて先日お話しました 木枠 

の話の続きです。

 

毎日扱っていると、こんなことが出来る。

神業 カミワザ のような光景を

目にします。

 

18wakumochi-1.jpg

 

長く積み上げ、横に収納されている

カラの木枠を2列一緒にガシッと

一度につかむ。

 

 

18wakumochi-2.jpg

 

そしてそのまま、足元のアレヤコレヤを

乗り越えて移動します。

 

18wakumochi-3.jpg

 

糸返し場の台に一列置き、

移動して、また一列を置く。

いとも簡単に。

目にもとまらぬ速さで。

 

 

「何個か決まっているもの?」

 

「9個ずつ置いてありますから、2列で18個です!」

 

その答えも、作業もキビキビとしていて、

迷い など微塵もありません。

スバラシイ。

 

もう一つ。こちらの画像をご覧ください。

名付けて 「木枠20個持ち」

 

一番下の段が6個。

枠と枠の間に次の段を積んでいきます。

5段積んだところで、ちょうど

20個になります。

こんな数字のマジック、

いったい誰が考えたのでしょう。

 

整経作業では、数十個の枠が必要となります。

時には100個を超えることもあります。

20個ずつ積み上げられれば、

数えることも楽になりますね。

 

 

20wakumochi.jpg

 

糸は軽いといえども、

この状態で移動するには

技術が必要です。

時には工場と工場、

数十メートルを移動します。

 

私、個人的には度胸がとても必要かと…。

初めてトライしたときは

顔から火が出るほど

アガりました。

いまだ2メートル以上の移動は

したことがありません。

 

 

マジックのような技術が飛び交う

赤い屋根の織物工場。

今日も真摯に、機が織られています。

 

近藤里美でした。

 

 

2020.7.8.akaiyane.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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